中口ファミリー

グラフィックデザイナーの夫・逸人さんとイラストレーターの妻・ゆうこさん、そして夏響ちゃん（12歳）、創太郎くん（11歳）、ひなたちゃん（6歳）の5人家族。

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ゆうこさんの朝は早い。5:30には起床して、家族4人分の朝食を用意する。「いつも簡単なもの」と謙遜するけれど、それを毎日なのだから、それはそれは重労働。晩御飯の支度も、もちろん毎日。

そんな忙しい中口家のそんなキッチンは、使いやすさを優先し、細々した収納用品はない。備え付けの棚に、皿やカトラリー、調味料をはじめ、グラフィックデザイナーである夫・逸人さんがデザインの参考にと取っておいてあるビール瓶まで、あらゆるものがオープンストックになっている。

「最初から見せる収納にしたくて棚を取り付けたんですけど、家族5人分ともなると、どうしてもモノが多くなっちゃって…。なので今回は、このごちゃつきを解消してほしい」とリクエスト。

そんなキッチンは、果たしてプロの手によってどう生まれ変わる？

スタイリストの萱沼さんがキッチンの問題点として挙げたのは「生活感がありすぎることと、余白がないことの窮屈さ」。そしてこう続ける。

 「使いやすさを追求すると、もちろんいまの形も仕方ないと思うんです。なので、なるべく使いやすさは維持しながら、収納小物をしっかりと選定し、色味も気にしてあげることで、素敵なキッチンにしていきたいと思います」

そうしてアップデートされた中口家のキッチンがこちら。ここで活躍したのが、GORDON MILLERのいろんな種類のストレージ。

「GORDON MILLERのストレージって大きいものを想像する方も多いですが、容量のバリエーションが豊富なんです。さらに折りたたみができるものもあれば、背の低いものも多くあります。そうしたものはガレージはもちろん、キッチンにもぴったりハマるんです」

「ここで注意するべきは色味」と萱沼さん。ブラックやオリーブのものを多様しすぎると無骨な印象になってしまうため、「コヨーテ多めがベター」とのこと。

キッチンは細かい小物であふれるため、ちょっとした空間にデッドスペースも生まれてしまう。GORDON MILLERの収納アイテムはスタッキングできるものも多く、スペースを最大限活用できるのも利点のひとつ。

それと「『隠す』と『見せる』の住み分けは明確にしてあげることが重要」という萱沼さんの言葉通り、普段は使わないボンベやお菓子類は隠してあげて、コーディネートの彩りとなるものはしっかり見せる。ここが最重要ポイント。

キッチン下　使用アイテム

シンクの上にある釣り戸棚は「グリルが近いこともあって、ほこりや油汚れがひどい」とゆうこさん。であればと、萱沼さんが用意したのはGORDON MILLERの車用のカーテン。マグネットで簡単に取り付けられ、ナイロン素材だからガンガン洗濯も可能。これで汚れも防止でき、目隠しにもなる。

シンク上　使用アイテム

実は、中口家の台所は奥行きがかなりある。物を奥に押しやっていくと、自然と手前側に無駄なスペースが生まれてしまう。

「なので、ここは収納次第で全然使い方が変わってくると思ったんです。占領している小物はストレージに収めて、ちょっとした作業台としても使えるよう余白を作りました」

また、お酒の瓶を見てわかる通り、逸人さんは晩酌を欠かさない。カウンターの椅子に座って、目の前に映る、この大きな戸棚を見ながらチビチビやるのが日課なのだ。「その時間も、整理された空間であれば一層楽しくなりそうです」と逸人さんも満足の様子。

キッチンフリースペース　使用アイテム

こうして終えたキッチンの大改装。ガレージライフのために作られたGORDON MILLERのアイテムだけど、使い方ひとつでキッチン収納に様変わりする。ぜひこれを見た方も、店頭で、いろいろと使い道を考えながらショッピングを楽しんでみて。

「調味料入れとして活用したファクトリーコンテナは、取り出しやすく、何が入っているかも一目瞭然です。調味料のパッケージもほどよく隠れる高さなので、まとまりが生まれ生活感も消すことができます。しかも重ねられるから、デッドスペースもうまく使える。キッチンの救世主かもしれません」

「ハンドルがついてるコンテナは、普段はキッチンに置いておいて、キャンプの時はそのままクルマへ積み込む、なんて使い方もできる。ものを入れないときは小さく畳めて、省スペース。サイズのバリエーションも豊富なので、収納したいものの大きさによって使い分けできるのもいいですね」

「車内で物を掛けたり吊ったりするストラップは、キッチンでも活躍します。キッチンツールを掛けるのはもちろん、急場しのぎ的にラフにも使える。濡れたダスターを乾かすために一旦掛けてみたり、調理中のフライパンの蓋をかけてみたり。ひとつあるだけで、キッチンの便利度が格段に変わってくるアイテムです」

「写真下部に見えるコンテナは非常に優秀で、側面の1辺だけを内側に倒すことができるんです。なので、ちょっと高い位置に置いたとしても、何が入っているかがパッと見でわかるのがいいですね。さらに普通のコンテナよりも重厚感と高級感がある。GORDON MILLERの数ある収納アイテムのなかでも、屈指の人気を誇る名品です」

Stylist 萱沼 伸義(Nobuyoshi Kayanuma) 　Profile

Photo　　Tatsuhiro Haraji

Stylist　　Nobuyoshi Kayanuma

Text　　　Keisuke Kimura

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