軽バンGORDON MILLER ハイゼットカーゴで釣りとバンライフ車中泊キャンプ

夏の終わり、軽バンGMLVAN S-01(ダイハツ ハイゼットカーゴベース)に乗りこみ川沿いのキャンプ場へ、川釣りと車中泊ソロキャンプを楽しむことに。残暑が続く街を抜け出し高原へと向かう高速道路を走り、カーブが続く山道を走る。「禁漁時期に入る前に行かないと」と、ふと思い立ち準備もそこそこにすぐ出発できるのが車中泊ソロキャンプのいいところ。

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目的のキャンプ場までのロングドライブ。軽バンGMLVAN S-01はターボ搭載車だから高速道路も山道もキビキビ走る。高速道路で追い越し車線を走行するときも無理なく車を追い越すことができるし、山道の上り坂もスムーズに登れる。高速を降りて川沿いの道を進み、目的地のキャンプ場へ到着。早速受付を済ませ、キャンプ場内を見て周り今夜のキャンプサイトを探す。

今日は釣りが目的でもある、キャンプサイト横の川へアクセスしやすいこの場所に決めた。いつも通りバックドアからの眺めを意識する。あと寝心地に影響するため車体はなるべく水平にするのが望ましいので、注意しながら車を泊める。ここのキャンプ場は川に沿った長いつくりで、どこに泊めても川のせせらぎの音が心地よく聞こえる。キャンプ場全体がフリーサイトで、程よく木が生えているので木陰があり気持ちのいい川沿いの林間サイトという感じだ。

車を泊めたら早速キャンプサイトを作る。先ずはオーニングを広げてペグを打つ、ここが大事。ガイラインとペグを使いオーニングをしっかりと固定すること、今は風が吹いていなくても時間によっては風が吹いてオーニングが煽られることがあるからだ。あとオーニングは少し斜めにする。雨が降った場合にオーニングに水が溜まらないようにするためだ。オーニングの次は使い慣れたキャンプギアを置いて、車内にコットを置けば設営はあっと言う間に完了する。

ここのキャンプ場を選んだ理由は目の前に流れる川で釣りができるから。早速受付で釣り券を購入して釣りの準備をする。テンカラロッドとタモを用意してサイト横の階段から川へ降りて釣りを始める。ポイントを探しながら粘ってみたが釣れなかった。時期の問題か、毛鉤が合わないのか、釣り方が下手なのか、想像とは違った。でもこうして夏の終わりに綺麗な川で釣りをする、この時間が贅沢だと思う。

夕食は釣れた魚を炭火で焼いてなどと張り切っていたが釣れなかったので仕方がない。釣れないこともある。気を取り直してメスティンで炊いたご飯と予備で持ってきたレトルトで簡単に夕食を済ませて、焚き火を楽しむことにした。ここは直火がOKなキャンプ場、誰かが作った石積みのかまどを使わせてもらい、川の流れる音を聞きながら焚き火を見つめビールを飲む。キャンプ場はだんだんと闇に包まれていく。焚き火の火も小さくなったころ雨が降ってきた、少し寒くなってきたし、ちょうどいいタイミングなので車内へ逃げ込むことに。

軽バンGMLVAN S-01はセカンドシートを倒して荷室をフルフラットにするとコットが入る。今日はコットで寝ることにする、コットに寝袋を置けば寝る準備は完了。遮光カーテンを閉めて、調光機能付LEDダウンライトをつければプライベート空間の出来上がり、大きすぎず小さすぎない絶妙な車内空間がみょうに落ち着く、まるで山小屋のようだ、車内の天然木がいっそうそうさせるのだと思う。収納式テーブルのサイズ感もよく使いやすい、飲み物を置いたり、本を置いたりと何かと使い勝手がいい。川のせせらぎの音が聞こえなければキャンプ場にいることを忘れてしまいそう。雷が聞こえ雨がだんだんと強くなってきた、こういう時、改めて車中泊キャンプでよかったと思う瞬間だ。

川のせせらぎの音を聞きながら目覚める朝。カーテンを開けて外に出る、昨日の雨が嘘のような気持ちのいい朝。全てのドアを開けて車内の空気を入れ替える。しばらくボーとしてから朝食の準備、朝食は食パンを焼いて目玉焼きとハムを挟んだサンドウィッチと挽きたてのコーヒー。朝食を食べながら川を眺める、つい魚の姿を探してしまう。

帰り支度と言っても、車内を片付けて出したキャンプギアをしまいオーニングをたたむだけで完了。バンライフ車中泊キャンプは設営も撤収もラクだからいい。軽バンGMLVAN S-01ならキャンプ初心者にもおすすめで、空いた時間、思い立ったときに行きたいところへ気軽に行ける、日常使いから非日常使いまで気軽に使えるバンライフカーだ。

今回の旅先
福島県南会津郡檜枝岐村にある七入オートキャンプ場

【旅の経路】
東北自動車道 → 西那須塩原IC → 国道400号 → 国道352号 → 七入オートキャンプ場