レースの幕間インタビュー:レーシングドライバー木村偉織

レースの幕間インタビュー:レーシングドライバー木村偉織

「おそらく日系アメリカ人であろう従業員さんが注文を聞いてくれるときに、僕にだけ、“What do you drink?”って。(笑)絶対、今、顔で判断したでしょ!って(笑)

英語以外にはロシア語も話すことが出来ます。ロシアと日本のハーフなので。会話レベルは…子供のはじめてのおつかいレベルは話せますね。暮らす分にはギリギリ大丈夫ですが、政治の話やデートは、少し難しいかもしれません。」

 

木村偉織は1999年生まれのレーシングドライバー。ホンダの育成ドライバーとして2022年にSUPER GTデビュー。ARTA GT300のドライバーとしてステアリングを握る。

木村偉織プロフィール

 

 

木村偉織のファッションや美意識

 

「清潔感のあるファッションが好きなので、オーバーサイズよりは身体のラインが出て爽やかなものが好きです。

トレンドの服をとり入れるのもいいのですが、トレンドは過ぎたときに古く見えてしまうと思うので、流行り廃りのないものの方が好き。たまに遊び心をいれることもあります。

そういう意味でARTA CVSTOSは誰でも着られますよね、着こなしやすいし、着回ししやすい。1着あれば色々なパターンで使いまわせて、着心地や機能性も高いのですごく気に入っています。」

今回の取材では、木村偉織本人にコーディネートを組んでもらった。

 

 

「今日はARTA CVSTOSのラインナップの中で明るめなものをチョイスしてみました。夏は明るい色を着ることが多いです。“ベージュをベースにスタイリッシュに”、というテーマで選びました。Tシャツは触り心地がよくて軽いし、ハーフパンツは、軽いし通気性もよくて着心地がいいです。ハーフパンツを履いていると肌にくっついてしまって動きにくさを感じることがあるのですが、このハーフパンツはくっつく感じがまったくなくて、すごく履きやすいです。ポケットも広くてスマートフォンを入れるにもちょうどいいです。」

ハーフパンツから覗く脚がツルツルすべすべで、スタッフはおもわず木村の脚にくぎ付けに。聞いてみると、この日の撮影のために、脚の毛を処理したという。美意識が高そうなので、日常の美容について聞いてみた。

「レースは汗をかく上にヘルメットで蒸れる環境で肌にダメージが多いスポーツです。ARTAが関わる『GOETHE』さんの企画でMedicalmake Clinic 銀座院for Menを紹介いただいてから、そこで肌のメンテナンスをお願いするようになりました。施術をしてもらうとスッキリします。」




ホンダの育成ドライバーという立場としてSUPER GT参戦、チームメンバーと向き合う中で

 

「今まで乗っていたフォーミュラカーとは動かし方も重量も違うので、 “乗りこなせるかな”という不安がありました。乗ってみると思っていたよりはスムーズに動かせたのでよかったです。逆に難しさを感じたのは、混走です。異なる二つのクラスが同時に、さらに色々な車種のクルマが走り、タイヤメーカーも色々あって…という、SUPER GTの面白みでもある特徴は、思っていた以上の難しさがありました。今まではほぼ同じコンディションでのレースばかりだったので、タイヤの機能が落ちるときは大体同じくらいだし、調子がいいときも同じくらいでした。SUPER GTではこの考え方で挑むとまったく通用しない。相手の勢力図も見えにくいし、今この人と戦うべきか戦わないべきかとかそういうところも含めて、今までと違ったアプローチでレースをしないといけないというのがちょっと難しいところだなと思っています。」

「亜久里さん・土屋さんはレースウィークや前後に連絡をくださって、今回いい走りだったよ、次はこういうところに気を付けようね、とアドバイスをいただきます。お二人にいい走りだったよとお褒めの言葉をいただけると、嬉しいですね。相方の武藤英紀選手は、サーキットではいい先輩・プライベートの時は色々教えてくれる兄貴って感じ。先輩としても尊敬できるし、すごくかわいがってもらっています。」


また、7月にはチームメンバーと沖縄で合宿をしたそうだ。


「武藤さんに55号車ペアで参加しようよとお声がけいただいて、オフシーズンは沖縄合宿に参加しました。武藤さんと野尻さんが企画した4泊5日の合宿です。2日間は石垣島にいて、途中武富島に。バイクトレーニングや体幹のトレーニング・ランメニュー・体の動かし方を理解するトレーニングなどを行いました。
メンバーとトレーニングをしてみて、自分の身体への理解度はまだまだ低いなと感じました。先輩二人は自分の身体のことを理解していて、どういうトレーニングが必要なのかと課題までわかっている。僕は周りの人から言われたことをやっている段階で、何が足りないのかとかどうするべきというところをもっと深く理解して、ただ体力をつけるだけではなくて身体をどううまく動かせられるかっていうのが重要だなと思いました。」


旅先での思い出やハプニングを聞いてみるとこんなエピソードが。


「今回の合宿ではF4で7号車に乗っている三井優介君が来ていました。三井君が、ある基準タイムをクリアできないと連帯責任で皆もう1セット追加、という場面で、『お前絶対やってこいよ』と声をかけたら、『先輩面するなよ(笑)』『今のやばかったね(笑)』と爆笑の嵐になりました。ARTAの中では一番後輩なのですが、つい、先輩面してしまいました。(笑)」

 

家族の反応、今後の展望

 

合宿では強気に先輩面してしまったと笑う木村偉織だが、普段の立ち振る舞いや言動の節々に育ちの良さが感じられる。あるレースでは、木村偉織の勇姿を見守るご家族の姿も見られた。SUPER GT参戦後の家族の反応、そして本人の今後の展望を聞いてみた。

 

 

「両親は『ここまできたんだね。』と言ってくれます。カートから始まって、SUPER GTに参戦、というステップアップに安心感のような気持ちを抱いてくれているのを感じます。僕にとってはここがゴールではないですし、現時点では育成ドライバーという立場ではありますが、安心してもらえるような結果を残したいです。」

「そして、いつかチャンスがあれば、世界の舞台で日本という看板を背負って、HONDAという看板を背負って、力強さを示したいと思っています。憧れの先輩でもある武藤さんをはじめ、海外で活躍しているドライバーってすごく多いんです。それには、まずは、国内でレースをして結果を残すということが大事。チームとしても僕自身としてもあまりうまくいっているシーズンとは言えないので、気持ちを入れなおして、後半シーズンは開幕戦と同じような気持ちで1戦1戦大事にしていきたいと思います。」

「僕はレーシングドライバーを職にして、ご飯を食べていこうと決めました。この決意からの頑張る姿を、一番近くで見てくれている両親がもっと安心してくれるように、ファンの方がもっと応援してくれるように頑張りたいと思います。」

 

 

文/Juri Kawano

 

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