ARTA CVSTOS STYLE MAGAZINE SPECIAL EDITION Ⅲ
ARTA CVSTOSのある趣味の時間

ある冬の休日、鈴木亜久里氏は別荘にいた。小高い丘の上に建つ別荘からは、相模湾を一望できる。テラスから海を眺め、天候や風などの条件が整えば、クルーザーに乗って海へ。

着るものはその日の気分次第。冬にしては気温が高く、風もないこの日は、何気なくARTA CVSTOSのテックニット ロングスリーブ ティを着た。

澄み切った空と同じ鮮やかなブルーのロンＴ。極細の綿糸とポリエステル糸の混紡糸で編み上げられたコットンニットのボディは、ナチュラルな風合いと吸水速乾機能をあわせ持つ。サラっとした肌触りとシームレスな縫製のおかげで、素肌に着ても心地いい。

背中の方部分と両脇部分には編地を変化させたベンチレーションがデザインされている。このディテールがアクセントになるから、一枚で着ても着こなしがサマになるのだ。

Ｔシャツ ¥19,800(税込み)、パンツ ¥29,700(税込み)／すべてARTA CVSTOS

沖に出て肌寒さを感じたら、ライトウエイト シェルパーカの出番だ。

この手のシェルには、アウトドア色が強いデザインや色のものが少なくないが、その点、ARTA CVSTOSのそれはロゴなど装飾性が削ぎ落されたミニマルデザインと淡いベージュが相まって、洗練されたイメージを強めている。

ボディはハイブランドの生地を多数手がけるイタリア・オルメテックス社のテクニカルラミネート素材。軽くてしなやか、そして通気性や防水性、防風性などが備わったハイテク生地を使用しつつ、熱と超音波による圧着加工で仕上げることで、生地の持つ機能性を最大限に引き出している。

 ジャケット ¥82,500(税込み)／ARTA CVSTOS、腕時計は本人私物

海を堪能した後は、無性にクルマに乗りたくなることも。

当然、運転の邪魔にならない服がいい。たとえば、ARTA CVSTOSのパファー ベスト。表地には上質な高密度ポリエステルが、中綿にはホワイトマザーグースダウンが90％使用されたキルティングベストだ。コートやジャケットのインナーにもなる薄手の作りであるものの、空気をたっぷり含む800フィルパワーの最高級ダウンのおかげで保温性は抜群だ。

無造作な着こなしであっても、スタイリッシュに見えて、着心地もコンフォート。ARTA CVSTOSは、鈴木亜久里氏のライフスタイルをリュクスに彩っている。

ダウンベスト ¥66,000(税込み)、パンツ ¥27,500(税込み)／すべてARTA CVSTOS、ニットはスタイリスト私物

写真／杉田裕一　スタイリング／川田真梨子　ヘアメイク／安本さらら

構成・文／押条良太

1972年にレースデビューし、その後全日本カート選手権A2クラスチャンピオン、全日本F3000チャンピオンを経てF1デビュー。1990年にはF1日本グランプリで3位を獲得し日本人初の表彰台を飾る。レース引退後はARTA Projectを発足し、チーム総監督として全日本GT選手権、IRLインディーカーシリーズ、F1選手権に参戦。現在はSUPER GTを主戦場に年間チャンピオンを目指し戦う。一方で、ARTAのシンボルとしてレース活動に限らずマルチに活動。スイスの高級機械式腕時計ブランド「CVSTOS（クストス）」と融合したアパレルハイエンドシリーズ「ARTA CVSTOS」、カスタムカーブランド「ARTA MECHANICS」のイメージモデルとしての一面も見せる。